新たな劇場に、忍たま参上! 祝・200回公演。 /おーちようこ

ミュージカル『忍たま乱太郎』第6弾再演〜凶悪なる幻影!〜 ゲネプロ&囲み取材をお届け!

 

忍たま 第6弾再演

6月19日(金)に東京ドームシティ シアターGロッソにて初日を迎えたこの公演は、タイトル通り今年1月に上演された舞台の再演だ。
しかし、初演の池袋サンシャイン劇場から場所を移し、ヒーローショーで知られる劇場での上演ということもあり、新たな歌やアクションが新たに盛り込まれての登場となった。

 

物語はドクタケ忍者隊の激しい修業の場から始まる……。次々と技を繰り出す彼らの前に麗々しい衣裳のドクタケが現れる。その正体は長らく修行に出ていた雪鬼(せっき)だった。
そんな彼らのもとに偶然、訪れたのは忍術学園六年生の伊作と留三郎。
なんとふたりは雪鬼に妖しい幻術をかけられ、六年生の仲間を疑い、自ら刃を向けてしまう。
果たして、忍たまたちの絆は絶たれてしまうのか……。

 

忍たま 第6弾再演
忍たま 第6弾再演
忍たま 第6弾再演

卒業を控えた六年生に、一年生たちが卒業文集を作るために将来の夢をたずねる姿が微笑ましい。忍術学園を巣立ち城に勤めたら、立場によっては戦うことになるかもしれない未来を語る者もいて、明るくて楽しいなかにも「忍者」として生きる意味も織り込まれ、彼らの成長を知る一幕も。

あいかわらず、美しい(?)変装やお馴染みの愉快なやりとりに、和太鼓に挑戦!と盛りだくさんの演出も必見。

 

忍たま 第6弾再演
忍たま 第6弾再演
忍たま 第6弾再演
忍たま 第6弾再演
忍たま 第6弾再演
忍たま第6弾再演

 

そして、6月28日(日)には、なんと200回公演を迎え、2013年の第4弾で四年ろ組の田村三木ヱ門を演じていた、佐藤流司さんがサプライズゲストで登場した。うれしいことにミュージカル「忍たま乱太郎」200回公演記念コンサート『忍術学園 学園祭』の開催も発表され、ますます盛り上がるミュージカル「忍たま乱太郎」の公演は明日、7月5日(日)まで。

 

忍たま 第6弾再演

 

大千秋楽は全国の映画館でのライブ・ビューイング開催と、さらにniconicoでは昼公演・千秋楽公演の配信も決定!
今年の忍たまたちの活躍を見逃すな。

 

ゲネプロ終了後の囲み取材もまるっと掲載!

 

――初演と今回の再演で、劇場が変わり演出も変わりましたが、新たな見どころ、がんばったところなど教えてくだい。

善法寺伊作 役/安達勇人:初めてスライダー(ステージ上部からロープに捕まり滑り落ちるアクション)に挑戦しました。また再演にあたり新曲も増えているので、楽しんでほしいです。

食満留三郎 役/小野一貴:僕は高いところが苦手なんですが、スライダーをがんばりました!

立花仙蔵 役/鐘ヶ江洸:僕は今回から初の参加なので、アクションも和太鼓も初めてでしたが、早くこのチームに溶け込めるよう稽古からがんばりました。

潮江文次郎 役/海老澤健次:新たなメンバーを迎えて、初演はもちろんですが、再演もより心を込めてワンシーン、ワンシーンをより深く伝えていけるようがんばります。

七松小平太 役/早乙女じょうじ:奈落落ち(舞台上段から飛ぶ演出)に挑戦しているので見てほしいです。それから今、海老ちゃんが言った通り初演と同じお話ですが気持の作り方も変わっているので、再演は再演ならではの舞台を、忍たまたちと作っていきたいです。

中在家長次 役/北園涼:ぼくは、歌のところがすごく! 特に! 力が入ったというか、新しく、六年生四人が伊作と留三郎に呼びかける『俺達の居る場所』という曲があるんですが、この歌を歌うところがすごく自然に心が入ったので、聞いてほしいです。

猪名寺乱太郎 役/大西統眞:ぼくはオープニングで台詞が一個、増えたのでそこでみなさんに笑ってもらえるようがんばります。

摂津のきり丸 役/細川晴太:きり丸は小銭が大好きですが、その小銭のチャリンと鳴る音がポイントになるシーンがあるのでそこをしっかり見せたいです。

福富しんべヱ 役/藤村真優:一年生が元気いっぱいに歌ったり踊ったりするところが再演で、全部変わったところをがんばりました!

鶴町伏木蔵 役/古賀瑠:ぼくが歌う曲、『スリル&サスペンス』が初演よりも怖い感じになっているところをがんばっています。

雪鬼 役/横井寛典:常に本気で、ドクタケの稗田八方斎さまとともに、打倒! 忍たまと思ってやっているので、もう絶対に負けない、勝つ! という思いでがんばっています。

諸泉尊奈門 役/小林亮太:初演で初めて殺陣に挑戦したので、ドクタケのみなさんの殺陣を見て、今回さらに細かいところまで勉強しました。また、自分のソロ曲『私は諸泉尊奈門だ!』は初演と振付も変わっていますが、より歌詞の意味がしっかり伝わるよう、雑渡昆奈門への思いといったものを乗せて歌いました。

 

――再演で新たに、立花仙蔵 役として参加した鐘ヶ江洸さんにお伺いします。このカンパニーに参加して、いかがでしょう。

鐘ヶ江:同じ六年い組の海老澤くんがいろいろと声をかけてくれて、ぼくを仲間に入れよう入れようとしてくれました。稽古に入る前から、六年生みんなでご飯を食べに行く機会を作ってもらって、ミーティングとかもしていたので、すんなり入ることができて感謝しています。

安達:最初に会った時とから、すごく動けるしなによりも、存在自体が「あ、仙蔵だ」って思いました。気づいたら溶け込んでいたという感じで「忍たまファミリー」ということばがある通り、ひとりひとりの絆が強いので、もうすっかりぼくらの仲間です。

小野:そう! 溶けこむのもめっちゃ早かったけど、台詞や殺陣を覚えるのもめっちゃ早いんですよ! そこがすごくて、尊敬してます。

早乙女:最年少だけど、この中でいちばんしっかりしてるんです! もう、ぼくはほかのメンバーの面倒を見るので手一杯なので(笑)、そのまましっかり者でいてください!

北園:ぼくは前回公演から初めて海老澤さんと入りましたが、ぼくらはふたりだったけど、洸はひとりだったから不安も大きかったと思います。だから、ぼくらがしてもらったのと同じように迎えました。でも、すごく特別なことをしたというわけではなく、本当に自然と仲間になりました。

海老澤:今回、い組のペアが変わるということで、最初にふたりでご飯に行かせてもらって、仙蔵との関係を話したり、6年生と一緒のときはまたそれぞれの関係を話したりと仲を深めていきました。これからもっと、仲良くなりたいです。

 

――稽古場のエピソードをお願いします。

小林:忍たまの出演者はちびっこから大人まで幅広い世代がいるので、稽古場がすごくにぎやかなんです。みんなでふざけ合ったりする時もあれば、通し稽古の時はすごく真面目になったりして、その雰囲気がとても好きです。

早乙女:稽古場で厳しいことを言われて、ちょっと隅っこで涙ぐんでたでしょう?

小林:ああー……、はい。歌がうまく歌えなくて、悔しくてひとりで泣いていたらじょうじくんが優しくタオルをかけてくれて……。

安達:再現して! 再現!

一同:見たい!(と、おもむろに小林さんが膝を抱えて床に座り込み……)

早乙女:このときはまだ泣いてなくて、「あ、泣くのをこらえてんなー」って思ったから、頭にタオルをすっ、と置いたら「う”わあああああああ!!!!」って泣きだしたから、「あ、まずい」って。

一同:じょうじくん、カッコいー!

早乙女:いや、むしろ泣かしちゃったな、と焦っちゃった。

海老澤:初演でも、そんなときがあって、ぼくはジュースをそっと渡しました……。

小林:ありがとうございました!

安達:みんなで仲良くがんばってます!

 

――最後に見どころをお願いします。

安達:今回、い組・ろ組・は組それぞれの組にそれぞれちがったタイプの新しいオリジナルナンバーができたので、そこを愉しんで聴いてもらいたいです。

小野:僕が伝えたいのは……漢らしさと汗の量!ですね。

鐘ヶ江:いろんな武器の立ち回りと、新たなぼくの仙蔵を観てほしいです。

海老澤:セットも変わっているので、それぞれの場面の初演とのちがいや新たなアクションを愉しんでください。忍たまファミリーの仲の良さも届けたいです!

早乙女:再演になって、舞台上段でのぼくと留三郎(小野)の殺陣はかなりガチで、熱く戦っているので、そこにぜひ注目してほしいです。

小野:ねっ!

北園:ぼくは最初に言った通り、ぼくら六年生4人が伊作と留三郎に呼びかける『俺達の居る場所』を聴いてほしいです。熱い絆が込められた本当に大切な歌なので、みなさんの心に響かせたいです。

大西:最初のほうの不安な空気を、ぼくら一年生の歌う『我ら忍たま 忍者のたまご』で吹き飛ばしたいです。

細川:きり丸の小銭が大好きなところをしっかり見せたいです!

藤村:乱太郎が言った通り、ぼくら一年生が元気いっぱいに歌ったり踊ったりするところを観てほしいです。

古賀:見どころは再演で変わったところ、全部です! 僕が歌う『スリル&サスペンス』がぐわぁー!(怖くなった、という意味だったもよう)となったところもだし、雑渡さんの哀しいお話とか、全部です。

横井:最初に登場するのがドクタケですが、その荒々しさとか、本当に勝っちゃうんじゃないかという迫力を観てほしいです。いや、本当に勝ちます!(笑)

小林:ぼくらタソガレドキ城3人の絡みと雑渡さんのエピソードとか、新たに増えたところ全部です。あとは最後に全員で歌う『忍者はガッツ!』です。一年生に負けずに元気いっぱいに歌いたいです。

 

忍たま 第6弾再演

向かって左から横井寛典(雪鬼)、海老澤健次(潮江文次郎)、鐘ヶ江洸(立花仙蔵)、小野一貴(食満留三郎)、安達勇人(善法寺伊作)、早乙女じょうじ(七松小平太)、小林亮太 (諸泉尊奈門)

前列向かって左から細川晴太(摂津のきり丸)、大西統眞(猪名寺乱太郎)、藤村真優(福富しんべヱ)、古賀瑠(鶴町伏木蔵)

 

2015年6月18日(木)ゲネプロより
取材・文/おーちようこ

 

公演日程・会場

2015/6/19(金)~7/5(日)  東京ドームシティ シアターGロッソ(東京都)

キャスト・スタッフ

【原作】尼子騒兵衛 著「落第忍者乱太郎」よりアニメーション「忍たま乱太郎」
【脚本】 阪口和久 【演出】菅野臣太朗 【作曲・歌唱指導】 YOSHIZUMI 
【振付】 酒井麻也子 【殺陣】今井靖彦
【キャラクタービジュアルアドバイザー】 馮 啓孝
【出演】
安達勇人/小野一貴/鐘ヶ江洸/海老澤健次/早乙女じょうじ/北園涼
大西統眞/細川晴太/藤村真優/古賀瑠
渋谷美憂/高宗歩未/小玉百夏
幹山恭市/高橋光/松村凌太郎/渡辺隼斗/小笠原竜哉/湯浅雅恭/中村利裕/豊/横井寛典
翁長卓/小林亮太/下村尊則(特別出演)
迫英雄/真佐夫/今井靖彦
[日替わりゲスト]山崎大輝/才川コージ/樋口裕太/布施勇弥/宮崎翔太

(c)ミュージカル「忍たま乱太郎」製作委員会

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