紅玉いづき 執筆記事一覧

銃を手に、踊るように咲く、花のような少女達──舞台『リコリス・リコイル』紅玉いづきレビュー

美しいだけの花なんてないように 『リコリス・リコイル』は2022年7月から放送されたオリジナルアニメであり、魅力的なキャラクターと、美麗な動き、そしてぐっと引き込まれるストーリーで大人気となった。  舞台化となれば、リア …続きを読む→

著・紅玉いづき,レビュー

舞台の上で魔術師が囁く──音楽劇「ロード・エルメロイII世の事件簿」紅玉いづき

  『ロード・エルメロイII世の事件簿』舞台化。その一報を私は主演のキャスト告知とともに知った。主演・松下優也の文字を見て、思わず立ち上がって声を上げた。「II世歌うの!?」 だってあの、松下優也である。彼を起 …続きを読む→

著・紅玉いづき,レビュー

作品の「質量」を浴びる 舞台版『PSYCHO-PASS サイコパス Chapter1―犯罪係数―』 紅玉いづき

   暗い町に、雨が降っている。    私達は2.5次元舞台に、何を期待していくのだろう。  新しい作品との出会いもあるだろう。好ましく思っていた作品が舞台化されて、思わぬ琴線が刺激されて深みにはまる …続きを読む→

著・紅玉いづき,レビュー

つかこうへい七回忌の新作『引退屋リリー』私的レビュー2/紅玉いづき

『引退屋リリー』の正体  私の「はじめてのつかこうへい」は馬場徹だった。つかこうへいは馬場徹だ、と言っても過言ではないくらい、鮮烈な出会いだった。だから、今回未発表戯曲を馬場徹が主演すると知り、万難を排して行くしかない、 …続きを読む→

著・紅玉いづき,レポ&インタビュー,レビュー,つかこうへい

舞台『K』第二章千秋楽レビュー。それでも私たちには拍手しかなかった。

 2015年8月22日、大阪メルパルクホール。それが、8月5日からはじまった舞台『K』第二章-AROUSAL OF KING-の大千秋楽だった。 暑い夏だった。猛暑というより酷暑という日の続いた、息苦しい夏だった。その夏 …続きを読む→

レポ&インタビュー,著・紅玉いづき,舞台『K』,レビュー

舞台『K』第一章レビュー。二次元の質量

『K』舞台化、という報が駆け巡った時、「お、いいじゃない」と思いました。「抜刀!」と言いながら生身の役者さんが剣を抜く姿を思い描き、うんうん、舞台映えしそう、とひとりで頷いてみたりして。  都合があえば行けたらいいな…… …続きを読む→

著・紅玉いづき,舞台『K』,レポ&インタビュー,レビュー

舞台『K』第二章 キャラクターを愛して /紅玉いづき

舞台『K』 記事一覧 オフィシャル記事 舞台『K』第二章レポート:キャラクターを愛して :紅玉いづき 個人レビュー 舞台『K』第一章レビュー。二次元の質量 :紅玉いづき(『舞台男子と観劇女子』1号所収) 舞台『K』第一章 …続きを読む→

著・紅玉いづき,舞台『K』,レポ&インタビュー,レポート

つかこうへいTRIPLE IMPACT『いつも心に太陽を』レビュー。まるで美しい地獄のように。

まるで美しい地獄のように。    夢の話は駄目なのだ。 夢と才能の話は、もっと駄目だ。その上不確定な未来と美しさまで掛け合わせて、一体何をどうしようっていうんだ!『いつも心に太陽を』初日を見終えて、思わずそんな …続きを読む→

レポ&インタビュー,レビュー,つかこうへい

『灯籠』巡る季節と、とどまる心。

 昔、ガーデン・ロストという本を出した時、少女と季節を結びつけて、彼女達の、二度とは戻らない花園のこと、を書きました。 日本には四季があり、季節というものは長くはないスパンで巡っていきます。追いかければ遠ざかり、そしてい …続きを読む→

レポ&インタビュー,レビュー

ミュージカル『テニスの王子様』周回遅れの春みたいに

 決して広くはない1Kのマンション、デスクトップのパソコンの、一太郎で打ち込みをしている後ろで、友人達が歌っている。 狭い部屋にはこれが限界と言われた37型のテレビから流れるのは、テニミュのDVD。たまにあがる悲鳴に振り …続きを読む→

レポ&インタビュー,レビュー,ミュージカル『テニスの王子様』

『新・幕末純情伝』投票箱に、願いごと

 つかこうへい芝居は本当のことをなかなか語らない。 まだ出会いたての、歴史も文化もかけらも知らない私の抱いている勝手な印象だけれど。 つかこうへい舞台が自分に与えた衝撃、についてはまた別の機会に語る事にして、今回は、これ …続きを読む→

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