朗読劇「私立探偵 濱マイク」-我が人生最悪の時- 開幕。植田圭輔が高らかに宣言!「佐藤流司、最強のハマり役です」
2021.2.19
1990年代に人気を博したハードボイルド探偵シリーズ、 林海象監督・映画「私立探偵 濱マイク」。映画公開から 28年の時を経て、シリーズ第一弾「我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE」が朗読劇として初日の幕が開いた。
今回、mu-mo LIVEによる2D 映像と360ChannelによるVR映像、全く印象の違う二種 の生放送による映像配信も決定! 2D映像では 様々な角度からの上演映像を視聴、そしてVR映像では自身の好きな場所をクローズアップし視聴することができるため、 両配信ともに心高まる、本作の開幕直前の舞台挨拶レポートをお届け。
佐藤流司さん、サングラスで登場
植田圭輔さん「最強のハマり役です!」
主演・私立探偵の濱マイク役を佐藤流司さんが努め、白タク運転手兼情報屋の星野光役にはDISH//のメンバー・ 矢部昌暉さん、SUPER★DRAGONのメンバーとして活動する志村玲於さんがWキャストで登場。濱マイクの妹の濱茜役に太田奈緒さん、ストーリーテラーに劇団EXILEの秋山真太郎さん。物語の鍵となる楊(ヤン)役に植田圭輔さん、脚本・演出を務めるのは、脚本家であり『方南ぐみ企画』の主宰を務める樫田正剛さん。
公演チケット及び 配信視聴チケットは、好評発売中。公演及び配信の最新情報は、 公式HP( https://hamamike-reading.com/ )にて随時公開中!
まずは佐藤さんから「先ほど劇場に入って、すぐに歯を磨いていました! 顔の周りに泡が付いていないか心配しています!!(笑) どう見てもやんちゃでハードボイルドな作品というイメージな作品ですが、忘れかけていた大事なことを改めて思い出させてくれるような、心に問いかけてくれるような作品かなと思っております」と笑いを交えながらも真摯に語る。
Wキャストの一人、星野光役の矢部さんは「観てきてくれた人には、タイトルとは別に、観に来てくれた人には『我が人生最高の時』と思ってほしいです」
続けて、志村さんは「何度も観てください、とは言いづらいけれど、毎回、感動する作品になっていると思うので喜んでいただけるようがんばります」
濱マイクの妹、茜役の太田さんは「お兄ちゃん……というか、濱マイクの情の厚さや、人への温かさみたいなものをすごく感じられる作品だと思います。なので、そういったところを皆様にお伝えできるようにがんばりたいです」と笑顔を見せる。
ストーリーテラー役の秋山真太郎さんは「刑事でヤクザで、とにかくいろんな役を演じます! この舞台では、原作の映画の世界観を踏襲しつつ、この令和の時代に寄り添った家族の愛の物語が強調されています。自分の側にいる人や家族を大切にしようと思えるような作品になっておりますので、そこを感じていただけましたら」と熱く語った。
ひょんなことからマイクが助けた、台湾人の楊海平役の植田さんは「海外の方を演じるのは初めてなので、真摯に演じたいなと思っております。そして、この令和の時代に、こんなふうに尖った作品を演れるというのは役者冥利に尽きるなと思っております。早く幕が開けてほしいなと思う気持ちでいっぱいです」と思いを明かしつつ「佐藤流司、最強のハマり役なんじゃないかなと思っております! そして! 濱マイク役の佐藤流司くんがサングラスをかけて登場しております! これは前代未聞です(笑)」と続ける。
と、間髪入れずに隣の佐藤さんが一歩前に出て「はい! サングラスです! 最強です。これはネットニュースの見出しになりますね(笑)」と応えると、それを受けて「僕、見出しも狙ってトークするタイプです(笑)」と、息のあった掛け合いも披露。和やかな空気のまま挨拶を終えた。
©︎朗読劇「私立探偵 濱マイク」製作実行委員会/曳野若菜
「星野くん。絶妙な会話をしていこうぜ」
朗読劇らしく、舞台上に並んだ椅子。
しかし、必ずしもそこに座って台本を読む……わけではなく、舞台となる横浜を想起させるセットに映像、音楽が作品世界の匂いを濃くする。
台本を手にしていながらも、おそらく、台詞を身体に叩き込んでいるのだろう、あるときは真正面を向き、あるときは慟哭し、あるいは笑いながら、泣きながら言葉を吐く。紡がれる声がリズムを持ち、空気を作り、物語が立ち上がる。
令和三年の、「私立探偵 濱マイク」がそこにいた──。
佐藤流司さんロングインタビューはこちら。