カメラマン・武田✕コンテンポラリーダンサー・Satokoが織りなす静謐な空間『pray』、明日から開催。

 本サイトで連載された『舞台俳優は語る』に参加した、カメラマンの武田氏がこのほど写真展を開催。
 コンテンポラリーダンサーのSatoko氏を撮影した写真を中心に映像作品を展示──タイトルは『pray』。祈り、と名付けられ届けられたのは、今だからこそ、生まれたテーマと感情のかたまり。武田氏より届いたコメントもここに。

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写真展「pray」について
今回、自分が初めて個展を開催することになった当初、実は「pray」というテーマは存在 していませんでした。 色々と紆余曲折あり、今、展示をすることになったからこそ生まれたテーマと感情で、自 分はその直感を信じたいと思い、改めて「pray」として写真展を行うと決めました。
本来は4月に行う予定だった写真展。しかし色々な情勢の問題で開催がかなわず、いつか また出来ればとボンヤリ感じている中、なんとなく日々は過ぎていってしまいました。 しかし、そのなんとなくな日々で自分の中に今までとは違う感情が生まれてきました 会いたい人に会うことが叶わない、思いを伝えることが出来ない……自分がやりたいよう に行動することが出来ないフラストレーションを感じた時、一番自分に光をくれたのは写 真でした。
写真を見返しながら思いを馳せてみたり、イメージとは全然違うものを想起したり、自分 自身を見つめ直してみたり、写真を入り口として新たな願いが生まれ、その願いが力をく れました。
そして、その感情が、祈りなんだと思いました。
その後祈りの語源やそもそも祈りってなんぞやと調べていると、由来であったり、宗教に よっての観点など色々な見解がありそれはそれで面白かったのですが、自分の中で 「祈りは世界、自分との対話であり、光であり、生きる為のエネルギーを生み出す行為の 一つ」として腑に落ちました。
そんなことを思う中、改めて展示を行う話になり、自分の中で持っている祈りのイメージ とダンサーのsatokoさんのもつ祈りのイメージを融合したダンスを写真で撮ることで、今 この思いを表現したいと思い、以前撮ったものに加えて新しく撮り下ろすことにしました。
「仰ぎ、見つめ、向き合い、願う」 写真を見て下さった誰かの心にも光を生むことが出来たら、とても嬉しいです。

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『pray』

◯公式サイト
https://www.spacezero.co.jp/information/135571

○日程
2020年12月8日(火)~12月13日(日)
11:00~19:30
■入場無料/会期中無休■

○会場
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ B1展示室

○展示内容
カメラマン武田 真由子が、『pray』~祈り~ をテーマに、様々な場所で
コンテンポラリーダンサーのSatokoを撮影した写真を中心に展示します。
会場では、Satokoが出演した映像作品も上映します。

何かを強く想う時
その祈りは光になり
救いを求めた神様に
強く想った誰かに
もしかしたら自分自身に
気づかぬうちに届いていて
未来を導く灯火として
心を照らすのかもしれない

○プロフィール
武田 真由子 Mayuko takeda
愛知県生まれ
日本大学芸術学部写真学科 卒業
小学館スクウェア写真事業部 入社
カメラマン舞山秀一に師事
独立後、現在はポートレート写真を中心に写真集や雑誌等で活躍中。
[HP]https://ph-tkd.com

福田智子 Satoko Fukuda
2016年英国ランベールスクールを卒業後、日本、英国を中心に活動。
自身振付作品「About the leaves」を英国、フランス、イタリアで披露。
ロンドンV&A美術館でのパフォーマンスや、着物ショーの演出、
映像作品の制作など、様々な分野でダンスやアートを広げるために活躍中。

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