2歳で初舞台の兄弟と16歳で弟子入りした少年。大衆演劇で生きると決めた、美麗、隆、蓮の三座長特別鼎談!
2021.5.21
南條隆とスーパー兄弟・総座長 龍美麗✕座長 三代目 南條隆✕劇団章劇・座長 澤村蓮 見参!
左から三代目 南條隆・澤村蓮・龍美麗
2歳で初舞台を経て劇場が日常だった兄弟、バイト先の劇場で舞台に憧れ16歳で弟子入りを決めた少年。彼らはやがて若き兄弟座長となり、その叔父が旗揚げした劇団の叩き上げ座長となり、妍を競う。
関東と関西とで活動する二座の5月・6月限定で二座合同三座長公演が実現。その名もチーム「KAGEROU」──まるで蜉蝣のようにふわりと集まり消えていく、苛烈で艶やかな時間がここに。
提供/篠原演劇企画 撮影/見野歩 取材・文/おーちようこ
大衆演劇は芝居と舞踊ショーとで構成されている。全国の劇場を百を超えるの劇団が月変わりで公演を打ち、その一ヶ月間、昼夜公演、毎日、異なる演目を上演するというから驚きだ。
この日、浅草は木馬館で上演された演目は現代劇で任侠もの『4023987~狂犬と呼ばれた男』。桜吹雪が舞い散るなか壮絶に生きた漢の物語が観客の涙を誘う。とはいえ哀しいばかりでは決してない。「南條隆とスーパー兄弟」が生まれ育った土地を舞台にした九州弁に「劇団章劇」澤村蓮座長が四苦八苦。思わず「難しいんだよ!」と叫ぶと、すかさず龍美麗総座長が「それを九州弁で言うと?」とイジる。軽妙な掛け合いに客席からはマスク越しに笑いが起こる。この緩急自在な空気がたまらない。
換気タイムを含めた休憩時間のあとは華麗な舞踊ショー。三座長祭り「蓮vs隆vs美麗の日」と題した三座長競演と題して真白な背景幕に降り注ぐ光のなか、立役(男役)、女形と独特の世界を彩る。総座長・龍美麗と座長・三代目 南條隆、そして「劇団章劇」の座長・澤村蓮が華やかに、しっとりと舞う。
指先一つ、眼差し一つに拍手喝采や手拍子が起こる。最高に盛り上がったラストショーでは座員が揃いの装いで登場、真摯に来場への感謝とともに三座長の口上挨拶で終幕。客席の層は幅広く、年配の方々に家族連れ、友人連れ、一人客も多く、現在、浅草に暮らすという海外の方と老若男女と多種多様。一時、浮世を忘れ酔いしれ、心躍る空間があった。
終演後、南條隆とスーパー兄弟・総座長 龍美麗&座長 三代目 南條隆&劇団章劇・座長 澤村蓮に話を伺った。「蓮兄(にい)」と慕う兄弟座長、二人のファンで尊敬していると語る蓮座長。それぞれが語る、大衆演劇の魅力、互いへの思いとは?
中学生で若座長という重み
16歳でこの世界に飛び込む覚悟
──現在、それぞれに一座を率い責任あるお立場ですが、どういう経緯でこの世界へ?
龍美麗(以下、美麗):僕と南條隆は実の兄弟で、劇団の家に生まれて、2歳と3歳とかで舞台に立っていました。でも、実を言うと最初は本当にイヤでした。
南條隆(以下、隆):僕は物心ついたときから舞台に立つのが楽しくて、迷いなく今の道を選びました。
──イヤ、というのが意外です。
美麗:……なんでこんなことを毎日やらなくちゃいけないのか、と。ただ、12歳のときに橘菊太郎さんという方のところに修行に行かされて……。
──12歳というと小学6年生です!
美麗:はい。そこで「お前、座長の息子のくせにこんなこともできんのか!」とめちゃくちゃに叱られて……今にして思えば、親父に「息子に火を点けてやってくれ」って頼まれていたんでしょうね。それが、ものすごく悔しくて、本気になりました。
弟は逆で、子どものころはなにかあると「今日は舞台に出さないからね!」って言われてたよね(笑)。
隆:それくらい舞台が楽しかったので、天職だと思ってます。
──この世界で生きていくと覚悟を決められたのは?
美麗:修行の後ですね。女形を教わって舞台に出たら、ぶわー! って拍手をもらった瞬間、鳥肌が立ちました。そこから芝居が好きになって、自分で脚本も書くようになって演出もするようになって、よその劇団さんに呼んでもらえるようになっていって。
隆:生意気なようなことを言うようですが、兄が覚悟を決めてくれて、うまくなってよかったなー、って思ってます。
美麗:こら!(笑)
──蓮座長はどういう経緯でこの世界に?
澤村蓮(以下、蓮):僕は地元高松の劇場で、劇団さんの荷物の荷降ろしのバイトをしていて大衆演劇の世界に憧れ、弟子入りしました。
美麗:もともと蓮兄(れんにい)が弟子入りした澤村章太郎は僕らの母の弟で、叔父にあたります。
蓮:16歳でしたが、親の反対にあったので高校を中退して飛び込んで。その当時は関西で活動していましたが、新たに関東で「劇団章劇」を旗揚げすることになり、こちらに来ました。なので、かれこれ21年ほどこの世界にいます。
美麗:当時、蓮ちゃんっていう弟子が、叔父さんの劇団に入ったと聞いて、そうなんやー、と思っていて。
その後も話は聞いていて「今度、座長になるんだって」「そうか、お祝いせな」となって。
隆:ファンから弟子入りして、修行して修行して座長になったという、ものすごい叩き上げの座長なんです。
──座長になられてどれくらい経つのでしょうか。
美麗:僕らが若座長になったのが13歳と14歳のときで座長になったのが18歳のとき。僕が総座長になって弟が三代目継いで6年目なので、座長歴だけでいうと14年です。
──中学生で若座長ですか!?
美麗:確かに当時としては異例の速さでしたね。でも、あまりよくわかっていなかったんです。ただ、役者の修行って死ぬまで続くじゃないですか。だから、あえて決めたんだと思います。父が「立場が人を作る」と、よく言っていたので、決して僕らの腕を見込んでとかではなく、将来を見据えての、ものすごい英断だったと思います。
──座長として一座を率いることは、座員を育てることでもあるかと。
美麗:僕らは兄弟二人だから、叱るときは片方が注意して片方がフォローする、みたいなところがある。むしろひとりの蓮兄は大変だと思います。
蓮:そうですね……僕は座長になって6年目ですが未だに難しさしか感じていないです。劇団の家に生まれたわけではないので章太郎後見の姿しか知らなくて……なので、ひたすらに勉強です。「座長」と言っていただいてますが、本当にまだまだで……二人からしたら年上ですが、むしろ先輩なのですごいと思っています。
隆:え! なに言ってるの?
美麗:びっくりするわ!!!
蓮:いやいや……あの、僕、普段、全然、しゃべらないんですよ……恥ずかしくて、人見知りだから。なので座員はみんな自分で考えたら良いと思っているんです。もともと好きで入ってくるわけだから言われてから動くのはちがうと思うし。見て、覚えて、動く。それができなければ続けていくこと自体、難しい世界ですし。
隆:蓮兄自身がそうやってきたから、重みがあります。
──劇団員の方々は皆さん、同じようにこの世界へ?
美麗:はい。みんな、客席に座っていた子たちです。
──入りたいと言われたら、どうするのでしょう。
隆:一番大切なのは本人の意志。それから親御さんと話します。
美麗:なんだったら肉親よりも長い時間、一緒に過ごすことになるので、腹くくって迎えます。
蓮:人生背負うことになるので。僕の場合も親と過ごしたのは16年間で、その後は劇団でずっと暮らしていますから。
「お前、観てただろう。出ろ」って
でも、それが役者のチャンスなんです
──その二座が今回、5月に浅草木馬館、6月に十条の篠原劇場で2ヶ月連続合同公演を行います。
美麗:初めて合同公演を打ったのは昨年で、コロナ禍でもなにかおもしろいことができないか、という興行主さんからの提案で実現しました。
──実際にやってみて、いかがでしたか?
美麗:手応えがすごかった……! それまで互いの休演日にゲスト出演することはありましたが初めて一ヶ月ガッツリ組んで演ってみたら、空気感がすごくよくて。座員全員で記念に写真を撮ったら、初日と千秋楽とで全員の表情が全然、ちがっていたんです。
隆:僕らが章劇の演目を演ったり、蓮兄たちがスーパー兄弟の演目を演ったりと、いい具合に混ざり合って、お客様も全然ちがうものをご覧になって、すてきな虹色が見えたんじゃないかな、と思っているので、今回、また一緒に演れて、毎日、楽しいです!
蓮:二座公演は刺激しかないです。毎日、演目が変わるなかでいろんな提案があって、僕らも初めて演らせてもらう芝居があって。
今日の慣れない九州弁のお芝居とか、頭がパンクしそうになることもありますが、終えるとやっぱり、あれが良かった、これは反省しよう、という話ができるし、それだけ経験を積めるので充実しています。
──大衆演劇は各劇場で一ヶ月ごとに公演を打ち、なんと昼夜、毎日、演目が異なると知り、すごい世界だと驚きました。
三人:よく言われます(笑)。
──頭の中はどうなっているのでしょうか……。
美麗:それ、聞かれていちばん、困るやつです(笑)。
隆:商業演劇は一定期間お稽古して、一定期間劇場にかけるといったスケジュールですが、僕らは毎日、公演が終わって11時くらいから翌日の芝居の稽古を始めて、舞踊の稽古もやって深夜の2時、3時になって。でも翌日昼には幕が開く……その繰り返しが日常で生まれたときからそういう生活だったから、もう慣れているんですよね。
美麗:スーパー歌舞伎『空ヲ刻ム者』(2014年)に出演させていただいたときに、一ヶ月稽古して、一ヶ月、同じことを続ける……ということに驚いちゃって。毎日、同じ演目を続けられることは、ある種、才能だと思いました。
隆:逆に僕らは同じ演目を3日も演ったら、相手の台詞まで覚えちゃうから……たぶんですけど、大衆演劇の人は短期の記憶力とアドリブの能力が高いんだと思います。
美麗:これは言っていいのかどうか、わからないんですが、大衆演劇の役者は個人で踊るときはほぼアドリブです。たぶん事前に「こう踊ろう」と決めて踊っている人はいませんよ。
──そうなんですか!?
蓮:はい。
美麗:出たとこ勝負ですね。
隆:劇場によって舞台の大きさもちがうし、なにより客席の空気もちがいますからね。
──それだけ対応力が高くて、蓄積した技をたくさん持っているということでしょうか。
美麗:まあ、そうですね。毎日の公演も全体構成だけ決めて、着物も曲もかぶらないように確認して、あとは自由。でも今はだいぶ楽になりました。スマホがあれば曲も繰り返し聞けるし、動きを撮って自分でおさらいできますから。昔はそんなことはなくて「見て覚えろ」という時代でしたから。
隆:だから蓮兄はすごく苦労したと思います。手とり足取り教えてくれる環境ではなかったから。
美麗:叔父はかなり厳しかったと思います。
蓮:そうですね……毎日、お芝居中は自分の出番がなくとも袖で座って先輩の演技をずっと観ていました。それは万が一、先輩が急病で出られなくなったときに出られるように、という意味でもあります。「お前、観てただろう。出ろ」って。
隆:でも、それは役者にとってチャンスでもありますから。
──ただ、ずっと観ているからといって自分が動けるとは限らないかと。
美麗:あー……これは、大衆演劇に限ったことかもしれないんですが、もともと毎日の演目がちがうので「100%完璧」というものがないんです。例えば明日、僕が舞台に出られなくなったとして「蓮兄、よろしくお願いします」ってなったら、それは蓮兄の色で演ればいい。
だから足りなくてもいいんです。そうやって日々、新たな空気を創るものだし、そもそも、お客様も毎日ちがうので。それになにもなくても師匠が気分でいきなり「お前、今から、この役やれ」って開演直前に言われることがありますから。
隆・蓮:ありますね(笑)。
美麗:言われるままに出て、なんとか演じても「なんで座長じゃないのよ、下手くそ!」ってお客様に叱られて、悔しくてうまくなる、っていうこともありますし。
隆:以前も僕が、昼公演と夜公演の間にぎっくり腰になっちゃって(笑)。
美麗:あった!(笑)。で、急遽、夜公演は主要の役を全部入れ替えたこともあります。
蓮:そういったことができるのも、大衆演劇のいいところです。
美麗:なにより同じお芝居でも劇場が変わると空気も変わります。今日の演目「夜桜銀次」も十条劇場での「夜桜銀次」はちがいます。その日の空気もちがうので、ぱっと舞台に出て感じ取るんです。
さらに今は合同公演だから役者の人数が多い分、できない演目がなくて、自由すぎて迷うことが楽しい。この「なんでもできる」という幅の広さも魅力だと思います。エンターテインメントとしての可能性がものすごくある場所なので気になっている若手俳優さんは、ぜひ、劇団にゲスト出演してほしいです。
隆:それはいい! 着物の着付けに所作からメイク、踊りに演技、裏方まで全部、経験できますから。
美麗:お待ちしてます。
僕らが売っているのは「努力する時間」
──確かに着物の着付けも所作も美しく、芝居もあれば歌も踊りもあって、明かりや曲も選んで構成する。それらをすべて自分たちで手がけている……改めてお話を伺うと、まさに芸の世界です。
美麗:好きじゃないとできないです。とてもじゃないけど努力と対価が見合ってないから。なので、実はこういった取材の機会をいただいたときに、ずっと言おうと思っていたことがあって。
──なんでしょう。
美麗:僕らって果たしてなにを売っているんだろうと考えたことがあるんです。着飾って踊って入場料をもらえていいね、って言われることもあるけれど、お金のためだけじゃない。じゃあなんだ? ってなったときに、努力する時間を喜んでもらっているんだな、と思ったんです。その姿を観て応援してくださる、通ってくださるお客様がいて、より芸を磨く、そういうことなんじゃないかな、と。
隆:時間と努力……わかる。
蓮:(静かにうなずく)
美麗:コロナ禍でさらに、そう思うようになって。大衆演劇は「会いに行けるアイドル」の基礎なんですよね。毎日、演目がちがって、観劇料も千円〜二千円と比較的安くて、舞台との距離が近くて「送り出し」というお客さんとのふれあいの時間がある。ただ、今はコロナ禍だから「送り出し」がないんですよ。それがちょっと寂しくて。リアルな声が聞けないから。
隆:確かに。お客さんはいいときは褒めてくれるし、悪かったときも言ってくれますから。初めて舞台に立ったときに「よかったよ」って声をかけてくれることが励みになるんです。
美麗:それは一般からこの世界に入った蓮兄はめちゃくちゃわかってくれると思うんだけど、お客様って実は冷たいんですよね。
蓮:ふふっ(うなずく)。
隆:おもしろくないと思ったら、平気で席を立ちますからね。
美麗:入場料を払っていただいているから当然なんですけど。でも、だからこそがんばれる、と思っています。
照れくさいけど
今の気持ちを正直に伝えます。
──こういった機会なので互いに一言、いただけますか。
美麗:なんという恥ずかしいことを……(笑)。
えーとね、弟にはほんまもうなに言っていいか、わかんないんですが……まず腰を大事にして、二人でがんばっていこう。蓮兄には……お酒飲むタイプの人だとは思ってなかったんですが、意外にもすごく飲む人で、それで一気に仲良くなったんで、また飲みましょう。座長が仲いいだけでなく座員の端々まで仲がいいって本当に珍しいことだと思うので、来月もよろしくお願いいたします。
隆:兄貴も蓮兄もお酒が好きなのはわかるんですがほどほどに。ずっとカッコいい姿を見せてください! とくに兄貴は幼い頃から小児喘息がひどくて大人になってからも出てしまうこともあったので身体を大切にしてください。
蓮兄はほんとうに小さいときから可愛がってもらっていていつもお菓子やジュースを買ってくれていました。今回、久々再会できたので、また昔のように、もっともっとお小遣いくれてもいいんじゃないかなあ……と(笑)。
蓮:ふはっ(笑)。
隆:最近はお酒とおつまみをいただくことばかりですが(笑)、おねだりもしたいし可愛がってほしいです。二人のお兄ちゃんにはカッコいい姿を見せてもらって、僕も負けないように追いかけたいです。
蓮:総座長には今回もお芝居を書いてもらって演出してもらっているので、この合同公演が終わってもなにかの形で関わっていけたらという思いが強いので、これからもいろいろと考えてくれや……頼むぜ、と。
美麗:まかせてや!
蓮:さらに僕は総座長と三代目のファンでもあるので……。
美麗・三代目:ええー(笑)
蓮:いや、本当ですよ。三代目も二人とも身体を大切に。これからも、こんな男ですが一緒に芝居をやっていけたらと……そんな感じかな……(照れる)。
──最後に読者に一言、お願いします。
美麗:大衆演劇って一言では説明しにくいし、できることがありすぎて、一体なんなの? と聞かれたら答えられない世界です。ただ、おじいちゃんからおばあちゃんから幅広く楽しんでもらえるし、狭そうに見えてすごく間口も広いエンターテインメントです。
入場料もさほど高くないですし劇団も全国で百以上あるので、いくつか観ていただいて気になる劇団に出会ってほしいです。まずは一度、観ていただいたら、いろんなことを感じていだけると思います。
隆:兄が言ったとおりです。まずは一度、見ていただいて知ってもらえたら。日本の古典から新しい演目とにぎやかな舞踊ショーと全力で楽しんでいただく為にがんばっているので、お近くに劇場がございましたら、こんなご時世ではございますけれど、一度、足をお運びください。
蓮:二人が全部言ってくれましたが、僕から言えるのは、消毒、換気等は十分に気をつけています。それでも、今は「来てください」とはいいづらい空気はあるのですが、まずは観ていただけないと始まらないので。一回だけで「あわない」と思われるのも残念なので、二回三回と観ていただけたら気になる演目、舞踊に出会っていただけると思います。
美麗:劇場巡りも楽しいですし、全国の健康センターの劇場もあるので、お待ちしています。
5月初旬、浅草 木馬館にて収録。
熱く自身の思いを語る龍美麗総座長、やんちゃな弟気質の南條隆座長、二人の掛け合いをにこにこと見守る澤村蓮座長──三人三様の思いと在りようが交差する、夜だった。
本インタビュー動画も配信中!
▶演劇企画channel 特別座談会
5月公演 浅草木馬館・6月公演 篠原劇場
▶劇場公式サイト
龍美麗/りゅう・びれい Twitter @ryu0803birei
1989年8月3日生まれ。31歳。
「南條隆とスーパー兄弟」総座長。二代目南條隆(現・総帥)の長男として生まれ、3歳で初舞台。2003年に若座長を襲名、和竜也から龍美麗に改名。2007年5月、総座長を襲名。2014年歌舞伎役者の四代目市川猿之助座長公演のスーパー歌舞伎『空ヲ刻ム者』に出演。
三代目 南條隆/さんだいめ なんじょう・たかし
1990年11月27日生まれ。30歳。
「南條隆とスーパー兄弟」座長。二代目南條隆(現・総帥)の次男として生まれ、2歳で初舞台。2003年副座長を襲名し、南條影虎に改名。2007年兄とともに座長となり、2015年祖父から続く「南條隆」の名跡を襲名、三代目・南條隆となる。
スーパー兄弟情報局【公式】Twitter @superkyoudai
澤村蓮/さわむら・れん
1982年5月24日生まれ。38歳。
劇団章劇」座長。16歳でこの世界に飛び込む。初代座長である澤村章太郎(現・後見)が2000年に劇団澤村より独立、旗揚げした「劇団章劇」について関東へ。2015年に澤村蓮座長、襲名。